「ためになる歯の話」 No11 No12  No13  No14  No15  No16  No17  No18  No19  No20    No1 - 10  No11 -> No20  No21 - 30 No31 - 40 No41 - 50

1 第11話「口臭の原因」
2 第12話「肩こりと歯科」
3 第13話「知覚過敏」
4 第14話「環境ホルモン」
5 第15話「舌の診断」

6 第16話「口内炎」
7 第17話「唾液の働き」
8 第18話「金属アレルギー」
9 第19話「いびき」
10 第20話「顎関節症」

 第11話「口臭の原因」 

  青森市と函館市は海を隔てたツインシティとして、いろいろな分野での交流が頻 繁に行われています。青森市歯科医師会と函館歯科医師会も毎年、相互に訪問して 青函親善大会を開催しています。函館歯科医師会は、会を挙げて「口臭さようなら 宣言」キャンペーンを続けており、地域に密着した取り組みとして評価を受けてい るようです。  さて、この口臭ですが、最近、自分の口臭が気になるという人が増えています。  しかし実際は、本人だけが気にしているというケースがほとんどのようです。口 臭があったとしても、原因が分かればそのほとんどは解消できるのです。  口臭発生の約九割は、口の中に原因があります。口の中には何百億という細菌が 存在していますが、これらの細菌が食べかすなどを分解する際に、口臭の元となる 臭気成分が作り出されるのです。  口臭の原因には、起床時や空腹時、疲労時、緊張した時などに感じる生理的口臭 と、治療の必要がある疾患や機能低下、改善すべき原因がある病的口臭に分けられ ます。  生理的口臭は歯磨きやうがいなどで解消できる一時的なもので、気にしすぎるこ とはありません。  病的口臭の中で最大の原因は舌苔iぜったい)です。舌についた汚れが細菌によ って分解されると悪臭が発生します。舌苔は舌の奥の部分に付着しやすいので、歯 ブラシや舌ブラシでそっと磨くようにしてください。歯周病や虫歯が原因の場合は、 歯科医院での治療と毎日のケアをしっかり行うことが大事です。  最近、子供の口臭についての相談が多いように感じます。子供は新陳代謝が活発 で、それにより脱落した粘膜細胞や白血球などの血球成分が舌に付着しやすいので す。また、熱を出した時などに一時的に口臭が強くなることがありますが、心配す ることはありません。 (県歯科医師会)



第12話「肩こりと歯科」  上へ

  「最近、肩がこるのですが歯と関係ありますか」。時々このようなことを尋ねられ ることがあります。  虫歯で歯自体が痛いときは、あまり関係ないと思います。しかし歯周病のある人 や、あごに慢性の骨膜炎・歯根膜炎(歯の根の周りの炎症)などを起こしている人 が、たまたま疲れがたまったり、体力がなくなっていると、これらの結果として肩 こりを起こすことがあります。  また体力が衰えると慢性の炎症が急性化し急に痛んでくることがあります。肩が こると歯が痛むというのは、このようなときに起こるようです.  人間の体は、健康なときはすべてがバランスよく働いています。しかし、例えば 片方の歯が痛いと、これをカバーしようとして、普通と違う姿勢をとったり、首を 曲げたりします。このようなときにも肩こりが起こりがちです.  また、片方の歯がないまま歯を入れずにおくと、残った側だけでかむことにより、 筋肉のバランスが崩れ、これも肩こりの原因となります。  最近、特に注目されているのは、あごの関節の痛み、異常音、あごの運動障害な どで生じる顎(がく)関節症による肩こりです。口は関節や筋肉に異常がなければ、 スムーズに回転運動をして開いたリ閉じたりできます。しかし異常が起こると左右 の筋肉のバランスが崩れ、次々にそれに関連した筋肉が崩れ出し、肩こりとか、偏 頭痛などの形で表れます。  もちろん、肩こりの原因は歯だけではありません。仕事や運動など姿勢の変化や 筋肉の過使用によるもの、全身的要因によるもののほか、社会的、心理的因子など 極めて多くの要因が複雑に絡み合って病魔をつくり上げているものと思われます。  もちろん、歯並びやかみ合わせの異常から生じる肩こりも少なくありません。い ずれにせよ歯や歯ぐきの具合が悪いとき、あごの調子が変なとき、肩こりするよう であれば、まず歯科医院で相談されることがよいと思います。 (県歯科医師会)


第13話「知覚過敏」   上へ

 ビールのおいしい季節です。特にふろ上がりの冷えたビールは格別です。ところ が冷たいものを口に入れたとたん、キーンと顔を思わずゆがめるほど、しみること かあります。せっかくの好物もだいなしです。  このような訴えをする患者さんは、ほとんど顔をゆがめ、痛みを思い出しては恨 めしそうに話します。口の中を見せていただくと、歯の根元がかなりすリ減ってい るのがわかりました。歯を磨くとピリピリするので、このごろはいいかげんにしか 歯磨きをしていないということです。  歯が痛みを感じるのは象牙(ぞうげ)質と神経です。健康なときはエナメル質と セメント質で守られているので大丈夫ですが、守りが一部でも破壊されると、冷た いものや歯磨き等の刺激で痛みを感じるようになります。ちょうど皮をはがされた 皮膚のような状態になるわけです。  守りを破壊する最大の原因は虫歯ですが、それ以外に長年にわたる歯ブラシの横 磨きや、歯周病でセメント質が破壊されて痛みを感じるようになることが多いので す。  知覚過敏の治療は痛みが軽度で一時的なら、正しい方法で歯磨きをしてもらい、 痛みを緩和する処置を繰り返しながら様子を見ていきます。すり減ったところを埋 めることもありますが、いずれにしても完治するにはかなりの時間と根気が必要で す。なお、重症になって強い痛みが持続するときには、神経を取る治療をすること もあります。  横磨きをしないこと、歯周病を防ぐことが知覚過敏の対策です。正しい磨き方を 歯科医院で練習していただき、定期的な歯周病の健診が最も効果的です。痛みの治 療だけではなく、このような予防にもぜひ歯科医院を利用していただきたいと願っ ております。 (県歯科医師会)


第14話「環境ホルモン」   上へ


 このところ、環境ホルモンが私たちの日常生活に危険をもたらしているという話 題が多く聞かれます。過日、歯科の治療材料でもこの問題が報道されました。それ は歯科で頻繁に使用される、コンポジットレジンという歯の色をした充填(てん) 材から、環境ホルモンが溶出しているとの記事でした。皆さんもびっくりしたでし ょうが、私たちはもっとびっくりしました。  コンポジットレジンは私たちの診療において、なくてはならない材料だからです。 また、これに代わる材料は今のところ、ほかには見当たりません。患者さんからの 問い合わせなど全国各地で大きな反響が出ました。  さて環境ホルモンとは、女性ホルモン様活性を起こす恐れのある、ペンゾフェノ ンやアセトフェノンのことです。これらは人間の体内で内分泌かく乱作用を起こす といわれています。コンポジットレジンの場合には、黄色く変色することを防ぐた め、日焼け止めクリームの成分としても含まれる紫外線吸収剤が添加されています。  今回の問題は、この紫外線吸収剤の女性ホルモン様活性のことが指摘されたので す。しかし、大阪大学大学院歯学研究科の実験では、コンポジットレジンからの紫 外線吸収剤の溶出量は、人でリスク(危険性の確率)があると考えられる量の最高 でも一億分の一しかないということが分かりました。つまり人体への実際的な影響 という点では、問題にならない数値であると発表されました。  学会発表と新開記事との「言い回し」に大きな差異があったとのことです。  最近は危険性の確率がほんのわずかでもあるものは、即刻使用を中止すべきだと いう極端な議論に走りがちです。しかし本来、リスクと利益とを考慮して判断して いくべきことです。研究者は日夜、より安全な治療材料を完成させるため努力して いるのです。 (県歯科医師会)


第15話「舌の診断」  上へ


 舌は食物摂取や発音に重要な働きをする器官ですが、皆さんはじっくり観察した ことがありますか。口の中を清潔にすることは、歯を磨くだけでなく舌を舌ブラシ などできれいにすることも大事なのです。実際、口臭の大きな原因として舌苔(ぜ ったい)など舌の汚れが挙げられています。  内科を受診した時、先生に「舌を出してみて」といわれたことがあると思います。 これは舌の色、特に付着物(舌苔など)の色で全身の状態が分かるからです。  例えば、舌の表面全体に舌苔が多く黄色っぽい色をしている場合は、慢性の食道 炎や胃腸疾患が疑われます。舌の赤みがうすれ全体が白っぽい場合は、熱性疾患や 咽(いん)頭炎、へんとう炎なとが疑われます。これは口腔(くう)の脱水状態や 炎症状態を表しているのです.  また、舌に毛が生えたように黒っぽい色をしている場合は、抗菌剤などの薬剤に より、口の中の細菌が変化したことを示しています。ほかに舌苔が少なく青紫色を している場合は、血液の循環不良を示すことが多いようです。このように舌の色の 診断で全身状態がある程度把握できるのです。色の他にも形態的な特徴として、舌 に地図のような模様ができる地図状舌や、溝が入っている溝状舌などがあります。 このような舌の状態は不潔になりやすいので注意が必要です。  また舌は本来の機能から可動性で、かなり敏感に動きます。そのために、虫歯で 歯が欠けたところや合っていない入れ歯(義歯)に舌が気になって触れ、舌に潰瘍 (かいよう)をつくったり、まれにがんを発生させたりします。口の中のがんで発 生頻度が多いのが舌で、特に奥の大きゅう歯部に触れる舌縁部に好発するのです。  舌の色や形態、できものなど何か異常を発見し、数日たっても消えない時には、 かかりつけの歯科医に相談することをお勧めします。 (県歯科医師会)

第16話「口内炎」  上へ


 口の中の痛みにはいろいろありますが、結構多いのが口内炎による痛みです。一 般的に口内炎といわれるもので、代表的なものは「アフタ」と呼ばれています。  これは周りが赤く、中が白くて丸いかいようですが、いわば粘膜の表層がなくな る状態です。唇の内側やほお粘膜(ほおの内側)、歯肉、舌などにでき、直径二ミリ 程度から大きいものは十ミリ程度にもなります。  通常、一個から数個できます。「アフタ」は小さくてもかなり痛みがあり、特にし ょうゆやすっばい果汁にすごくしみます。また、食物や歯が触れたり、口を開けた り、笑ったりするだけでも痛くて苦痛なものです。  その発生原因は、口の中の細菌が関係しているといわれています。口の中には常 時、約二百種類以上もの細菌がいますが、だ液の殺菌作用などで異常に細菌が増殖 しないよう、バランスがとられています。また、細菌同士の結抗(きっこう)バラ ンスもあり、ある種類だけが増えすぎたり、減りすぎたりしないよう調和が保たれ ています。  このようなバランスや調和が崩れたときに、口内炎ができてしまうのです。体力 が弱まって免疫力が落ちた時や、妊娠などでホルモンバランスが変わった時などに できやすくなります。  さらに、入れ歯の不具合があったり、ロの中をかんでしまった時にも口内炎はで きやすいのです。  ほっておいても数日から二週間程度で自然に治癒するのが普通です。薬を使った り、レーザーを当てると比較的早く治ります.口の中はだ液で薬が流れやすく、効 果が出にくいものです。口内炎の部分をよく乾燥させてから流れにくい薬を使いま す。就寝前はよリ効果的です。広範囲に侵されているものや、熱の出る場合には抗 生物質を用いる場合もあります。  あまり治らない場合は、全身的な疾患も疑われ、検査が必要になることもありま す。検査は「口腔外科」という診療科目が専門ですが、まずは気軽にお近くの歯科 医院を訪れてみてください。 (県歯科医師会)

第17話「唾液の働き」  上へ

 「唾(だ)液」「つば」というものに対するイメージは、決してきれいなものではあり ません。しかし、私たちにとってなくてはならないものなのです。.  唾液には食べ物を消化する働きや、食べ物を滑らかにしたり、粘り気を出して口 の中の粘膜や舌が傷つかないようにする働きがあります。また外界からの細菌やウ イルスの侵入による感染症から人間の体を守ってくれる大切な働きもあります。例 えば、エイズウイルスの感染を抑制したり、発がん性物質の毒性を抑えるともいわ れています。  皆さんは指先をけがした時、思わず指をロに含んでいることはありませんか。そ れは傷口をなめると傷についた汚れがきれいになるとともに、唾液の中にある抗菌 物質の作用で感染を防ぎ、止血効果で傷の治りを早くすることを本能的に知ってい るからです。  口の中には、唾液を出す腺が大小さまざまあります。主なものでほおの粘膜にあ る耳下腺、舌の下にある舌下腺、下あごにある顎下(がっか)腺、上あごにある口 蓋(こうがい)腺、口唇にある口唇腺などがあります。唾液は一日に1〜1.5リッ トル分泌され、口腔(こうくう)内を湿潤状態に保ち、かんだり、飲み込んだりす る機能を円滑にしています。  唾液は腺房細胞で製造され、導管・排せつ管と呼ばれる所から口腔内に出てきま す。外傷などによりこの排せつ管が閉鎖されると、内部の唾液が排せつされず貯留 した状態となり、粘膜のう胞と呼ばれる疾患となります。唾液中のカルシウム塩が 排せつ管内に結石をつくり、唾石症という疾患となることもあります。  その他、最も知られている疾患として、ムンプスウイルスが耳下腺部に感染する 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)があります。また、薬剤の副作用や加齢による唾 液腺の萎縮で、唾液が出にくくなり口の中が渇くことがあります。これには口内保 湿用の洗口液やジェルがありますが、かかりつけの歯科医院でよく相談してくださ い。 (県歯科医師会)

第18話「金属アレルギー」  上へ


 人間の体はいろいろな物質にアレルギー反応を起こします。歯科でも治療に頻繁 に金属の詰め物やかぶせ物を入れるため、金属アレルギーがあっても不思議ではあ りません。  金属アレルギーとはアレルギー反応(免疫反応)の―つで、ある種の金属にある 期間接触していると、体が感作し、ついには発症に至る病気(症状)のことです。 歯科での金属アレルギーが初めて報告されたのは1920年代のことで、アマルガム(歯 科治療で古くから用いられていた銀と水銀の合金)によって、口内炎などが生じた との報告がされました。日本でも初めて報告されたのは、アマルガム中の水銀が原 因とされる扁平答案(へんぺいたいせん)の症例だったそうです。ちなみに、この アマルガムという歯科治療用合金は現在、日本ではあまり使われなくなりましたが、 アメリカではまだ、かなり使われているようです。  その他、パラジウムによる手のひらや足の裏に限定して無菌性の小膿疱(ほう)を 生じる掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)、ニッケルによるアトピー性皮膚炎、 レジン床義歯による皮膚炎などが知られています。  臨床的には、アレルゲン(アレルギーの原因となる物質)となっている金属を特 定する方法として、パッチテストがあります。これは皮膚にアレルゲンと疑われる 金属や試薬等を張ることで、人工的に皮膚炎を起こし、その反応の程度によって原 因となる金属を特定する方法です。  治療はもちろん、原因となっている金属を除去し、アレルゲンでない物で詰め直 し、かぶせ直しをしなければなりません。特にチタンは金属アレルギー対策の有効 な材料として考えられています。  金属アレルギーは無意識、無自覚であることが多いので、これを予防するという のはきわめて困難なことです。しかし、ピアスや金属製品で湿しんやかぶれ等の体 験を特っている人に対しては、事前にパッチテストを行い、アレルゲン金属を特定 するよう努めなければなりません。そのためには愚者さんも歯科医サイドも皮膚科 などとの連携が大切になってきます。 (県歯科医師会)

第19話「いびき」  上へ

 いびき恐怖症の人の話です。といっても、人のいびきが気になるのではなく、自 分のいびきが周りの人に及ぼす影響が気になる恐怖症です。寝台列車に乗った時、 朝の周りの人の眠そうな恐い視線は嫌なものですし、寝る時は家族も近づいてくれ ません。このような方はけっこういるのではないでしょうか。  いびきの原因は、だいたい次のように考えられています。  @多めの飲酒  A首が大く短い、いわゆる猪首(いくび)の人  B肥満の人  C口の大きさに比べ舌の大きい人  D鼻腔が閉塞(へいそく)ぎみの人などです。  いびきは上気道閉塞という機能の不具合によって起こる雑音です。いびきの音が 規則的に生じているうちはまだ問題ありませんが、睡眠中の呼吸が不規則に途絶え てしまう、睡眠時無呼吸症候群となるとやっかいです。 このようないびきに対しては呼吸波形を取るなどの医学的管理と対処が必要となり ます。耳鼻科等への受診をおすすめします。  さて、歯科でも、対症療法ではありますが、器具を口の中に入れるだけで、いび き防止になる方法があります.  それはボクシングやラグビーの選手が口にはめるマウスピースのようなものです。 制作はオーダーメードですので、歯科医院で歯型を取って作ります。  この装置を装着することで、あおむけに寝た時に下あごが後方に下がり、舌の根 元が気道を圧迫し、閉塞させることを防ぐのです。  この「いびき防止ナイトガード」は口の中に入れて眠るわけですから、最初は 息苦しさや違和感があります。また、この装置だけで完全にいびきを防止するの は無理な場合もありますが、一度かかりつけ歯科医院でトライしてみてくたさい (県歯科医師会)

第20話「顎関節症」  上へ

 ある高校生の女の子は時々、歯が痛い、あごが痛いと言っては来院します。  しかし、どこを謂べても虫歯や歯周病らしきところはありません。本人が痛いと 指摘する部分の歯のかみ合わせを、ほんの少し削ってあげるとその後しばらくは痛 みを訴えません。  でもまた半年後ぐらいに、同じ症状で来院します。本人が訴える症状はいつもと 同じです。「ところで試験はいつから始まるの?」と聞いたら「あさってからです」 「やっぱり試験が近かったんだね」「なぜ分かったんですか?」。そうなんです。本人 にとっては試験がかなりのストレスになっていたようです。  われわれは誰でも、多かれ少なかれストレスを受けて生活しており、寝ている間 に「歯ぎしり」として表れることも多いようです。この「歯ぎしり」がスムーズに できないようなかみ合わせだと、歯が痛くなったり、あごが痛くなったりします。  このほかに、口の開け閉めに音がする、口を開けると痛い、口が開けにくいなど の症状を総括して、顎関節症(がくかんせつしょう)という診断名がつけられてい ます。  病気の原因を特定するのが大変難しい症状ですが、考えられる原因は、歯のかみ 合わせであったり、あごの関節の異常、あごを動かす筋肉の異常、悪癖の影響、ス トレスなどや、それらの複合したものであったりするのです。そのため、治療自体 も難しいものとなります。  スムーズな歯ぎしりをさせるために、原因となっている歯を少し削ってあげるだ けで良くなることもあります。  しかし、ほとんどは対症療法として、痛み止めや筋肉の緊張をとる薬の投与、理 学療法としての電気治療や運動療法、スプリント療法といって、マウスピースの硬 いようなものでかみ合わせを改善する方法などが行われます。時には顎関節部の手 術など外科的な治療になることもあります。  いずれにしても、原因が複雑なことが多いので、いくつかの治療法を併用するこ とになると思います。かかりつけの歯科医とよく相談してください。 (県歯科医師会)

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